日本ならではのお酒といえば「日本酒」。
日本酒は日本全国各地の酒蔵で生産されており私たち日本人の中では「地酒」として、各地方を旅行する際の楽しみの1つとして嗜まれていますよね!
今回は、ケイズハウス日光の位置する日光市および栃木県で作られた「地酒」や生産主である「酒蔵」の紹介をいたしますので、日光を訪れた際の参考にしてくださいね!

日本酒は米に麹と酵母を加えて糖化と発酵を同時並行しながら醸造されるお酒です。ワインの原料「ぶどう」のように米自体は糖を蓄えていないので、アルコールの原料となる糖を、米の「でんぷん」から生成する過程が必要なのです。
米粒は、中心部にでんぷんを、表面付近にたんぱく質や脂質、ミネラルを蓄えており、でんぷん以外の成分は日本酒の醸造時に雑味を与える要因となります。質の高い日本酒が醸造される際には、事前にお米の表面部分を削り取り、質の良い部分のみを使用するための「精米」という過程が取られます。米粒をどの程度精米するかの割合は「精米歩合」と呼ばれており、この割合が低いほど米の大部分を削っていることを意味し、日本酒のランクは上がっていきます。日本酒によくみられる「吟醸」「大吟醸」という表記はこの精米歩合の程度を示しており、「大吟醸」のランクを持つお米の精米歩合は50%以下であるため、米粒の半分以上を取り除く手間がかかっているのです!
また、日本酒にはお米と麹のみで醸造された「純米酒」と、別途のアルコールを加えることで香りや味わいに変化を持たせたタイプの2種類が存在します。どちらが良いといった優劣関係があるわけではなく、添加アルコールの有無によって味に変化が生まれるので、ぜひ飲み比べたうえで好みの日本酒を見つけてみてくださいね!

日本酒には日本酒度という値が設けられており、これは甘口・辛口の傾向を判断する目安になります。傾向として、日本酒度が0から+に大きくなるにつれて、きりっとした味わいとなり、+6を超えるものは辛口と呼ばれます。一方で、0から-に値が大きくなると糖分が多い傾向からまろやかな口当たりとなり、-3を下回ると甘口と呼ばれることが多いです。
また、日本酒中のアミノ酸量が多いものは「旨口」と表現され、旨味やコクの豊かなタイプもあります。
次に紹介する日光市内の2か所の酒蔵はどちらも辛口寄りの日本酒を醸造しております!辛口の日本酒は日光の名産である湯葉や手打ちそば、鮎の塩焼きなど、塩気の効いた料理との相性も良いのでぜひとも合わせてご賞味あれ!
日光には現在2か所の酒蔵があり、どちらも日光の観光エリア「東照宮エリア」「鬼怒川エリア」への玄関口となる「下今市エリア」に位置しています。

明治13(1880年)の創業から140年以上、代々受け継いだ伝統的な醸造方法で現在7代目の当主が日本酒を作り続けている酒蔵です。日光連山の雪解け水が由来の名水を使用し、昔ながらの手作りの手法で手間暇かけて醸造される日本酒は、全国新酒鑑評会で金賞の受賞歴もあるとのこと。日本酒の品質にこだわっていることから、適切な保管方法を取れると信頼できる卸売先にのみ商品を流通させているそうで、直接訪問しない限りなかなかお目にかかることのできない点もポイントです!
ここ片山酒造では、寒仕込みという冬の時期に翌年1年分の日本酒を一気に作り上げる体制を取っているため、2月~3月ごろに訪問した際には、作り立ての日本酒が堪能できるかもしれません!

また事前予約が必要ではあるものの、酒蔵見学も実施しており、日本酒醸造までの流れやこだわりの醸造手法などのお話を伺ったあとに、片山酒造が手掛ける複数の日本酒の試飲もさせてもらえます!

予約は下記、じゃらんのサイトから1名1000円(1名からの予約可)にて受け付けられておりますが、到着後に1000円分の商品券をくださるので実質無料です!私が訪問した2026年の3月には、日本酒の試飲だけではなく、酒粕から作った羊羹のおまけまでいただけましたよ!酒の香りが漂う白あんベース、しっかりと甘みのある琥珀色の羊羹で、お土産にはもってこいの珍しい味わいを楽しめました!
日光を訪問する際にはぜひ、記念に立ち寄ってみてくださいね!
こちらのサイトよりご予約いただけます。
住所:〒321-1263 栃木県日光市瀬川146-2
営業時間:8:00-18:00
見学対応時間:10時、11時、14時、15時開始。開始時刻より20~30分程度
※情報は2026年3月時点のもの。
日によって実施時間は異なりますので、詳細は予約ページよりご確認ください。

天保13年(1842年)創業と、片山酒造よりもさらに長い歴史を誇る日光の酒蔵です。添加アルコールを加えない純米醸造酒にこだわりを持っており、およそ90%の日本酒が純米酒だそうです!
こちらの酒蔵の見学費用は無料で、時間もお客さんの都合に合わせて9時から16時の間で調整していただけるそうです!
2名以上の参加が条件であったため、今回私は酒蔵見学はできていないのですが、11月~3月の寒仕込みの時期には、実際に仕込んでいる様子も間近で見学しながら日本酒の選び方に関する知識も教えてくださるそうです!
また、1名500円の追加料金にて、英語での案内も実施してくださるそうですので、外国からの友人と一緒に訪問する際には検討してみてくださいね!
こちらに概要が記載されております。電話、メール等で前日までの事前予約が必要です。
住所:〒321-1261 栃木県日光市今市450
営業時間:8:00-18:00
見学対応時間:9時~16時 お客様の都合に合わせて調整可能。30~45分程度。
せっかく、酒蔵を訪問してみたので日光の2つの酒蔵が手掛ける日本酒のほか、栃木県の地酒の中で異なった特徴を持つものをいくつか試飲してみました!今回は気軽に購入できる、300ml瓶(2号)を中心に比較してみましたので、地酒選びの参考にしてみてくださいね!

日光市内、片山酒造が手掛ける特別純米酒。きりっとした辛口スタイルで、口に含むと米のまろやかな香りを感じられます。
片山酒造で日本酒テイスティングを体験した私としては、こちらの「日光路」もよいのですが、より手間暇をかけて製造された原酒「素顔」も一緒に味わっていただきたいと強くお勧めします!
日本酒度:+2
精米歩合:60%

渡邊佐平商店の製造する純米吟醸酒。やや辛口で雑味が少なくすっきりと飲みやすい。日本酒自体の主張が強くないため、料理と組み合わせて嗜んだ際の相性がよさそう!
日光市のお土産として購入するなら、冷蔵保存もマストではないこちらをお勧めします!
日本酒度:+2
精米歩合:55%

精米歩合:60%

精米歩合:50%



日本酒を醸造し、搾り取った後に残る米の粕(酒粕)は、甘酒の材料として再活用されることもあります。甘酒は、日本の新年期間(1月1日~7日頃)に神社へ初詣をする際、振る舞われることもある飲み物です。日本では古くから、神に酒を供え、その酒を人々も分けて飲むことで神と人とのつながりを感じるという風習がありました。こうした文化の流れの中で、現在では甘酒が神社で振る舞われることもあると言われています。

米のつぶつぶ感もしっかりと感じられて、日本酒そのものに引けを取らないほどおいしくいただけましたので、酒蔵を訪問した際にはぜひ手に取ってみてくださいね!
今回は日本の地方都市訪問時にはぜひとも注目していただきたい地酒についてまとめてみました。
①純米大吟醸 天鷹心
②純米吟醸 日光誉
