白馬村内の移動方法
実は意外に簡単な白馬村内の移動
白馬村といえば冬はスキーやスノーボードが有名で、グリーンシーズンは北アルプスの登山やアウトドアアクティビティを楽しむことができる日本でも有数の山岳リゾートですが、白馬村は意外に広くいくつかのエリアに分かれていて、エリアごとに違う雰囲気や景色を楽しむことができます。
せっかく来たのだから多くの山に行ってみたい。違うエリアも見てみたい。でも車がない人はどのように移動するの?と疑問に思っている人もいるかと思います。移動方法がわかればお気に入りのエリアに滞在しながら、いろいろな白馬のエリアを楽しむこともできます。
ただ都会とは違い電車やバスなどの本数は少なく、季節により交通手段が異なるので年度ごと、季節ごとに確認が必要ですが参考にしてみてください。
(この記事の情報は2020年度のものになります)
通年
大糸線
白馬駅を中心に南へ飯森駅、神城駅、南神城駅、北へ信濃森上駅があり、各駅間は3~4分ほど。本数は少ないですが意外と早くに移動できます。
初めて乗車する時は戸惑うかもしれませんが、ワンマン運転のため白馬駅以外ではボタンを押してドアを開けて乗車します(開くドアも限られています)。降車時は一番前の運転手さんの場所まで行き支払いをします。
晴れた日には車内から北アルプスの山々が見える景色もキレイです。南小谷~糸魚川は1車両になり、渓谷沿いを走る風景は鉄道ファンにも人気の路線です。南小谷駅を境にJR東日本とJR西日本に運行がわかれます。
特急列車は白馬ー新宿を運行している「あずさ」があります。
現在Suica、PASMOの利用はできません。
タクシー
村内の移動は片道2000円~3000円くらいです(八方エリアー五竜エリアなど)。
乗車時間は10分から15分くらいで都会と比べて高いと感じるかもしれませんが、距離は7km~10kmくらい乗っているので実際は特別高いわけではありません。深夜2時に営業終了になるので飲みすぎに注意。繁忙期の夜はかなり待つことがあります。事前に予約することもできますので、予定が決まっているときは予約をした方が良いかもしれません。
ウィンターシーズン
HAKUBA VALLEYシャトルバス
白馬村、小谷村、大町市にあるHAKUBA VALLEYの10スキー場を周遊できるシャトルバスです。
宿泊している宿の近くのバス停からいろいろなスキー場へ行くことができます。スキー場ごとに特徴が違いそれぞれ面白さがあるので、日々違うスキー場で滑ってお気に入りのスキー場を見つけてみてはいかがでしょう。
大人510円 子供260円(1回乗車)5歳以下無料
HAKUBA VALLEY共通チケットを持っていれば乗車運賃が無料
白馬ナイトシャトルバス
白馬の夜を巡るナイトシャトルバス。
白馬には美味しいレストランやおしゃれなバーがたくさんあるので、ナイトシャトルに乗っていろいろなエリアのナイトライフが楽しめます。
食事なしのプランで泊まって美味しいレストランやバーを見つけることができれば、また違う白馬の魅力に気づくかもしれません。
ただ最終バスの時刻が早めなのでバーで飲む人は飲みすぎにご注意。最終バスの後の移動手段はタクシーになります。
1日乗車券 500円(大人・子供 同料金、未就学児無料)
各スキーエリアの無料シャトル
各スキー場が無料のシャトルを運行しています。
宿泊している場所の近くから近隣のスキー場へアクセスできるので、重たいスノーボードやスキーを担いだり、歩きにくいスキーブーツで長距離歩く必要はありません。土、日、祝日などはスキー場も混みあうので、シャトルを利用すれば駐車場の心配も必要ありません。小さい子供がいるファミリーにも助かります。
基本的にスキー場行きは午前中、スキー場発は午後という時刻表になっています。
グリーンシーズン
白馬シャトル
グリーンシーズンにも村内を周るシャトルバスが運行されます。
村内の主要スポットを効率よく訪れることができますが、有名ではなくてもキレイな場所もたくさんあり、白馬だけでも意外に見所が多く時間がかかります。数日間滞在して見て周るなど、あまり欲張りすぎず1日に2、3か所の場所をゆっくり楽しんでください。
1日乗り放題 大人500円、小学生250円、未就学児無料
1回乗車券 大人300円、小学生150円、未就学児無料
白馬マウンテンリゾートシャトルバス
村内の宿泊エリアから八方尾根、岩岳マウンテンリゾート、栂池高原に行ける無料のシャトルバスです。トレッキングなど山を楽しむためのシャトルバスになるので、時間帯や本数は限られますが無料で目的地まで行くことができるのでおすすめです。
ゴンドラ乗車券がシャトルバスの乗車券になりますので、事前に行かれる予定のゴンドラ乗車券を購入しておく必要があります。
各リゾートのゴンドラ乗車券は村内の観光案内所で10%割引で購入することができます。
自転車
白馬駅や神城駅、旅行会社やレンタルショップで自転車を借りることができます。
電動アシスト自転車、マウンテンバイク、シティバイクなど用途に合った自転車をレンタルできます。
北アルプスが近く坂が多いと思っているかもしれませんが、白馬の中心エリアは意外と平坦な道です。
のんびり気ままに白馬の景色を楽しむには自転車が最高!
おしゃれなカフェ巡りもおすすめ。
スパーシーレンタル https://spicymtb.com/rental/
山麓ツアーズ https://www.hakuba1.com/summer/ticket_rental_cat/rentacycle/
また各アウトドアアクティビティの会社でマウンテンバイクのツアーなども体験できます。
徒歩
せっかくの休日を急いで過ごすより、ゆっくり白馬村を散策してはいかがですか?
白馬のグリーンシーズンは北アルプスのトレッキングが有名ですが、白馬村を歩くだけでも素敵な景色を見ることができます。
いつも車だと通り過ぎてしまう景色やお店などを再発見してみてはいかがでしょうか。
また、昔日本海から松本まで歩いて塩を運んでいた塩の道(千国街道)というトレイルがあり、歴史と文化を感じながら白馬を歩くこともできます。毎年ゴールデンウィークには塩の道祭りが開催され、地元の人たちが当時の装いで塩の道を歩きます(白馬村、小谷村、大町市の合同、2020年度は中止)。
やっぱり歩いて見て周るのがその土地を深く、良く知ることができるので一番おすすめです。
いかがですか?白馬を移動するのに意外と多くの交通手段があります。
ただ、スケジュールに余裕をもたないと時間に追われて移動で疲れてしまい、旅行を楽しむことができなくなるかもしれません。
心と時間に余裕をもって白馬の自然を満喫してください。