こんにちは!
ケイズハウス所属テニス選手の市川誠一郎です!
暫く投稿が空いてしまいましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
僕は今年の夏はロンドンを拠点に練習をしました。
今年の夏ロンドンに来て一番感動したのは、何と言っても涼しさ!!
日本は勿論、世界各地で温暖化が進んでいる中、ロンドンには夏が存在しないんじゃないかと思う程の涼しいです。
一番暑かった日でもせいぜい20度台後半。普段は20度台前半、
雨がちな日も多いので雨が降れば7、8月の昼間に15度くらいになることもよくあり、むしろ肌寒いくらい!ジャケットを着ている人も多く見かけました。
僕は暑さが本当に苦手で、25度度以上でもかなり嫌なくらい。
逆に寒いのは大好きな人間なので、夏が殆どないイギリスは天国のようでした!
これまヨーロッパでもかなり涼しいドイツで夏を過ごしたこともありましたが、ロンドンは段違いに涼しかったです。
夏の旅行は涼しい場所に、という方は夏のロンドンがおすすめです!!
かなり涼しい夏のロンドンの道端にはベリーの木があちこちに生えていて取り放題!
ベリーが好きな僕にとっては楽園のようで、一生分のベリーを摘みました笑
ロンドンの街並みと言えば、何と言っても煉瓦作りの街並み。この色彩を見るとイギリスを感じることができます。
イギリスの曇り空に煉瓦は少しくすんだ色合いですが、僕はそんなイギリスの風景が大好き。
ロンドンの街を自転車で走っていると、煉瓦作りの街並みが次々に表れます。より街を感じられるのが自転車生活の良さ。ロンドンは坂が多いので電動自転車がおすすめです。
イギリスの煉瓦作りの建物には住んでいる人がツタに育てていています。このツタに覆われた煉瓦造りの建物の街並みが、なんともいえずとても美しいのです。
時には赤くなった蔦もいいです
イギリスのアパートは建物に名前がついていることが多く、それはこうした建物一つ一つに愛着があるということなのかもしれませんね。
こちらは毎日通る道沿いにあって好きだったアパート。
僕はテムズ川の目の前の家に滞在しましたが、
リバーサイドはいいエリアとされていて特に立派な建物が多く、毎日通っても飽きません。
僕の家の近くでは、道を挟んで川の真横に庭がある家も多くありました。
庭でゆっくりと家族や自分の時間を過ごす。とてもヨーロッパ的なライフスタイルです。
川の上には船を家に改築した住居が立ち並んでいます!
住居用の船が並んでいるところもあります。
閑静な住宅街ですが素敵なお店も並びます。
夜の川沿いはまたとても素敵です。
ですがテムズ川の水位は1日の間にかなり上下します。
水位の上下幅が相当大きい上、何も対策がなされておらず、
水位の高い時間になると、なんと川沿いの道は完全に水没します!
水位は膝まで到達するほど!
道沿いの家のドアには小さな堤防が設置されています。
あまりに浸水するので川を泳いでいた白鳥達も路上まで泳いできます笑
川に何の堤防も作られず、毎日のように決まった時間になると家の前の道が完全に水没するのには衝撃を受けました笑。
ちなみに1時間ほどすれば嘘のように引いていきます。
普通に歩いていくおじちゃん
ロンドンで唯一気になるのは、とにかく物価が高いことです。
最近訪れてきたヨーロッパ諸国の物価を見てみると、
セルビアやボスニアはEU圏外ですがかなり物価が安く、
イタリアやスペイン、ギリシャはEU圏内ですが比較的物価が安かったです。
ドイツは結構物価が高いですが、インフラなどが整って生活しやすく、
オランダは更に整っていて暮らしやすいですが、だいぶ物価は高くなります。
ロンドンはそのオランダより更に物価が高い印象でした。おそらくスイス、北欧に並んでヨーロッパで一番物価が高い部類に入ると思います。
が、オランダやスイスのように完璧に全てが整っているというほどではなく、そういう意味では相応以上に物価が高騰していると言ってもいいかもしれませんが、勿論何の不自由もないヨーロッパの大都市です。
欧米各国は近年物価がどんどん上がっています。
日本ではちょっとの値上げが大きなニュースになりますが、こちらでは半年ごとに値段が変わっていると感じます。
それに加えて極端な円安で、やはり日本人にはヨーロッパの物価はかなり高く、ロンドンなどに来ると、感覚的には2倍近くなっているようにすら感じます。
節約したい方は外食せずスーパーで買い物をして自炊し、電車を使いすぎなければ十分に安く暮らせます。
ロンドンはとにかく道がクネクネ細く、大きな道が十分に整備されていません。
道路の舗装も悪く年中工事が行われていて片側通行になっていたり、
路肩駐車が非常に多く、簡単にすれ違えず、
とにかく交通渋滞が酷いです!
更にバスや地下鉄など公共の交通機関はストライキの嵐で、本数が少ないこともしょっちゅう。電車はかなり高いです。
バスは物価の高いロンドンでは比較的安いですが果てしなく遅いです。
つまりロンドンで一番早い交通手段は自転車!
僕がオランダに滞在していた時には、自転車レーンが完璧に整備され、交通マナーもしっかりしていましたが、
イギリスはそこまで整備されてはおらず、自転車は無法地帯ばりに自由に車道を走ります笑。
比較的日本に似ている風景かもしれません。
イギリスはヨーロッパで唯一の左車線だったり、交通の様子を見てもイギリスは他のヨーロッパ諸国に比べて日本との共通点が多く、
かつて日本がイギリスを見本に欧米化を進めたのも肯けます。
テニスをしていても、イギリスのテニス文化は他のヨーロッパ諸国と少し異なるのですが、
日本はイギリスのテニスから強い影響を受けています。
ロンドンは坂道も多いので、電動自転車がおすすめです!
………
著者:市川誠一郎
開成東大卒からフリーターになり25歳初心者でテニスを始めたケイズハウス所属プロテニス選手。
2020年より日本を離れオランダで長期ビザ取得。
ヨーロッパを拠点に生活、海外ツアー転戦。
2023年39歳で初めて世界ランキング獲得。
テレビ朝日「激レアさんを連れてきました」出演
文春オンライン、日刊スポーツなどメディア多数掲載
大学在学時はヒッチハイク野宿で世界放浪、
K’s house Tokyoでアルバイト