広島の人気・定番観光スポット
中国地方最大の都市である広島は、都会でありながらも自然豊かでとても魅力あふれる都市です。その最大の魅力の一つは、やはり２つの世界遺産を含む豊かな観光資源で、それを求めて毎年国内外から多くの観光客が訪れます。そんな広島で人気の定番観光スポットをご紹介します。
①宮島
1. 嚴島神社 ≪世界遺産登録≫
日本三景の一つに数えられる宮島の代表格はやはり、ユネスコ世界文化遺産に登録されている嚴島神社。シンボルの大鳥居がまるで海に浮かんでいるかのような壮大な絶景を見たいと、日本のみならず世界中から旅行者が訪れます。干潮時には大鳥居の下をくぐることもでき、また違う楽しみ方もできます。また、嚴島神社に続く表参道商店街には多くのお食事処やお土産物屋が軒を連ね、焼き牡蠣やもみじ饅頭などの食べ歩きも人気です。
その他、宮島の観光スポット
弥山（みせん）
島の中央部にある標高535mの原生林山。ハイキングコースのほかロープウェーも運行しており、山頂から瀬戸内海を一望できます。
大聖院（だいしょういん）
皇室との関係も深い、真言宗御室派（総本山仁和寺）の大本山。四国八十八カ所と中国三十三観音霊場のお砂踏み道場もあります。
②広島市内
2. 平和記念公園
本川（旧太田川）と元安川に囲まれた三角州に、原爆死没者の慰霊と世界平和への祈りを記念して整備されました。公園内には原爆ドームや広島平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑など原爆に関する様々なモニュメントや施設があり、毎年8月6日に平和記念式典が執り行われます。2016年にオバマ大統領（当時）が原爆投下したアメリカの大統領として初めて広島を訪問、2019年にはフランシスコ教皇がローマ教皇として38年ぶりに広島を訪問し、全世界に核兵器廃絶を訴えた「平和へのスピーチ」を行ったことは、全世界で大きなニュースとなりました。
3. 原爆ドーム ≪世界遺産≫
平和記念公園内にある、頭頂部がドーム型の被爆建築。旧広島県産業奨励館。被爆当時の外観がそのまま残り、その悲惨さをダイレクトに伝えています。これまでも、そしてこれからも、時代を超えて、核兵器の廃絶と世界平和を私たち世界市民に訴え続けています。
4. 広島平和記念資料館（通称：原爆資料館）
被爆当時の様子がわかる遺品や資料などを展示しています。二度と核兵器による惨劇が起きないように願う「ノーモア・ヒロシマ」の精神と核兵器の恐ろしさを、世界各国からの来館者に伝えています。
5. 縮景園
今年2020年に400周年を迎えた、四季折々の花々や木々を鑑賞できる日本庭園。春の桜や秋の紅葉のシーズンには、夜間のライトアップイベントも行われ、多くの来園者の心を癒しています。
6. 広島城
毛利氏14代当主毛利輝元によって築城された近世城郭。原爆により天守閣は倒壊してしまいましたが、1958年に外観が復元されました。お堀の周りに桜の木が植えられており、満開の桜の中にそびえたつ天守閣を見ることが出来ます。
③その他市町村
7. マツダミュージアム（安芸郡府中町）
広島を代表する自動車メーカー、マツダの自動車工場生産ラインの見学ができます。日本語と英語によるツアーが無料で見学できるとあって、事前予約が必須なほど大人気です。
8. 大久野島【別称：ウサギ島】（竹原市）
約900羽ものウサギが観光客を出迎えてくれる瀬戸内海の島で、別名「ウサギ島」とも呼ばれています。ニンジンなどの野菜をあげるようとすると、かわいいウサギさんたちが寄ってきます。それとは対照的に、かつては秘密裏に毒ガス兵器を製造していたことから、「地図から消された島」と呼ばれていた歴史もあります。
9. 西条の酒蔵通り（東広島市）
西条地区はかつてから酒造が盛んで、多くの蔵元が今なお密集しています。酒蔵ならではの建物の景観を楽しんだり、蔵元見学ができたり、日本酒好きにはたまらない地区です。
10.呉市海事歴史科学館【通称:大和ミュージアム】(呉市）
戦艦「大和」を建造した日本一の軍港であり、「造船のまち」として広く知られる呉市の歴史と、造船などの科学技術を学べる博物館。全長26.3mもある再現模型、10分の1戦艦「大和」は圧巻の迫力です。展望デッキもあり、大型船が行き交う呉港の雄大な景色を楽しむこともできます。
11. しまなみ海道（尾道市～愛媛県今治市）
広島県尾道市と愛媛県今治市の間を、瀬戸内海の５つの島々をつり橋で結んだ、全長約60kmの海の道。瀬戸内海の絶景を楽しめることからドライブには最適です。自動車道に沿うように歩道も整備されているのでゆっくりと歩くこともできます。また、自転車好きにとってはサイクリングの聖地としても有名です。途中の島々に立ち寄り、ゆっくりとのんびりと島をまわってみるのもいいでしょう。
