※この記事は25年7月に作成しています。
記載している情報は変更になる場合がありますのでご注意下さい。
この記事で分かること。
- 東京浅草のホッピー通りの高評価店の様子と実際に行ってみた感想をご紹介します。
こんにちは!ケイズハウス東京オアシスのスタッフNabeです。今回、久々の投稿になります。(汗)
よく国内外のゲストから『どこか呑むのにおすすめはある??』と聞かれることがあります。その時はホッピー通りをご紹介するのですが、、、正直に言います。実は私Nabe、ホッピー通りで吞んだことってほとんどないんです。。
ホッピー通りは当店から徒歩数分の場所にあり、遠目から赤ちょうちんの明かりを日々眺めてはいるのですが、何かこう近すぎる存在というか、いかにも観光客狙いの店しかないんじゃないかといった偏見もあり実は今まで敬遠していました。
そこで今回は『実際、ホッピー通りの店ってどうなの??』という疑問に答えるべく、私Nabeが実際に足を運んできたレポートをご紹介したいと思います。
ホッピー通りには20以上の店があるため、今回は口コミサイトの食べログとグーグルの両方で高評価を得ているお店を数軒ピックアップさせてもらいました。
また、予算も限られているため(泣)、千円代でどれだけ楽しめるかといった視点でレポートさせてもらいます。
それではいっていみましょう!
※評価はあくまでも個人的な感想なので、参考程度に考えて下さい(笑)
ホッピー通りとは??
ホッピー通りとは浅草寺の西側にある飲み屋が集まる通りで、300m程の通りに20件以上の居酒屋が軒を連ねています。
その起源は戦後の闇市と言われ、その後小さな飲食店や屋台が集まり現在の形になったそうです。名前についている『ホッピー』とはホッピービバレッジ㈱が製造・販売しているビールテイスト飲料で焼酎と混ぜていただきます。このホッピーを提供するお店が多かったことからいつしかホッピー通りと呼ばれるようになったようです。
1軒目: 正ちゃん
グーグルレビュー評価:4.0
※食べログ、グーグル共に5点が満点
正ちゃんは何件ものお店が連なるホッピー通りの中心から少し外れた浅草西参道の入り口にある小さなお店です。浅草ではかなり有名な?お店の様で、あのデビット・ボーイもお忍びで来店したとか。。 私もお店の存在自体は浅草に来た時から知っていました。
お店の様子
店の内外共に年期が伝わる渋い感じのいかにもローカルなお店です。暖簾が色あせてる感じもたまりません。カウンター席の横には名物の牛すじ煮込みを仕込む大鍋があり、食欲をそそります。
店内は狭くカウンター席しかなく、定員も10名入れるかどうかといったところ。テント張りの外席を含めても最大20名くらいの規模のお店です。
この日は天気も良く風が気持ちよかったので外席で呑むことにしました。ガムテープで補強した長テーブルとアジアの屋台でよく見るプラスチック椅子で作った外席がさらに下町感を増加させます。👍👍👍
店内から流れる昭和歌謡もその場の雰囲気に合ってまたたまりません(≧▽≦)
名物の牛すじ煮込みとホッピー
ビール!といきたいところでしたがホッピー通りなので、ここはやはりホッピーにすることにしました。小さいお店なので、すぐ後ろにいる店員さんに黒ホッピーセットと牛すじ煮込みを注文。
プラスチックのカップには中(ホッピーで割る焼酎のことです)が容器の8割程まで注がれており、必然的に濃いめのホッピーになりました(笑)
ホッピーで喉を潤した後、名物の牛すじ煮込みを頂きました。牛すじは先ほど見た大鍋でじっくり煮込まれており、お肉はほろほろで脂身もとろける様でした。味も甘すぎず薄すぎずで丁度良い感じでした。ホッピーがどんどんすすみます。
狭さから生まれるつながり
店内のカンター席にしても外席にしても隣のお客さんとの距離がほぼ無いので自然と会話がうまれます。私が行った時もお隣さんと楽しくお話をしながら飲ませてもらいました。これも下町のローカルなお店だからこそ味わえる醍醐味なのかもしれません。
お会計
支払いは現金のみ。外国の方もいらっしゃるのか外には『CASH ONLY』の文字が貼ってありました。
今回は黒ホッピーセット600円、中(ホッピーで割る焼酎)300円、牛すじ煮込み550円の3点で1450円でした。
価格としてはチェーン店と比較すると100~150円程高めなのかなと思いましたが、個人経営店なのでそこは理解ができました。それよりもこの雰囲気とお客さんとの繋がりを大いに楽しめたのでその価値はあったかなと思います。
感想
味 ★★★
千ベロ度 ★★☆
【こんな方におすすめ!?】年期の入ったローカル感あふれる雰囲気で飲みたい方
雰囲気、味共に前評判通りとても良いお店だと思いました。綺麗でおしゃれなお店も良いですが、個人的には正ちゃんの様に年期が入っていた方が下町感があって好きです。牛すじもホッピーに合う味付けで、お酒がどんどんすすみました。ホッピー中の焼酎の量も多いため2杯目でいい感じのほろ酔いになれた点も👍
店内も渋い感じで良さそうでしたが、晴れて気持ちの良い日は外席がおすすめかと思いました。
【営業時間】 12:00~21:00
【定休日】 月・火
【支払】 現金のみ
【地図 ※食べログより】
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13010507/dtlmap/
2軒目: ととや
グーグルレビュー評価:4.7
※食べログ、グーグル共に5点が満点
ととやさんはホッピー通りでも一番賑やかな通りのほぼ中心にあり、築地で操業150年の魚屋さんが直営するお店だそうです。食べログの評価もさることながら、グーグルのレビューは4.7の高評価!早速、お邪魔させていただきました。
お店の様子
お店は比較的新しい感じで、正面の青い暖簾が鮮やかです。席は外席と内席の他、二階席もある様です。
まだ少し暑さが残っていたものの、天気も良く気持ちが良かったため今回も外席にしました。賑やかな通りに面するこの解放感がたまりません。お隣のお客さんはお酒を飲みながら煙草を吸われていたので、外席は喫煙OKな様です。
入店したのは平日の午後5時半頃でしたが、既に席はほぼほぼ満席状態。お店の人気が伺えます。前後のテーブルの間隔はそれほど広くもなかったので混雑時は後ろのお客さんと背中がくっつく感じでした。1軒目の正ちゃんとは違いテーブルがいくつもあるため少々込み合った印象でした。
たまたまかもしれませんが、お客さんは若い方が多く、浅草でよく見かけるような年期の入った紳士はあまりいらっしゃいませんでした。
赤ホッピーが飲めるお店
今回もビールはがまんしてホッピーを注文しようとメニューに目を通すとホッピーセットの ”赤” があるではないですか!長らくホッピーを飲んできた私ですが、赤ホッピーを見かけるのは初めてでした。赤ホッピーは+50円だったものの迷わず赤ホッピーをオーダーしました。
アサヒビールのジョッキに注がれた中(ホッピーで割る焼酎)と共に赤ホッピーが運ばれてきました。ビンはリターナル瓶ではなく、お店でよく見かける普通の瓶のため量は少し少な目です。
期待を胸に赤ホッピーを注ぎ飲んでみました!が、正直、味も色も白ホッピーとの違いがいまいち分かりませんでした(笑) お通しで出された炙りたらこを肴にとりあえず飲み始めました。
魚屋さん直営の刺身をいただく
メニューは焼き物や揚げ物等、豊富にありましたが、築地の魚屋さんが営業されているお店とのことなので、鰯のお刺身をオーダーすることにしました。
お刺身は夏らしく涼しげなガラスのお皿に盛られており、脂がのっていてとてもおいしかったです。薬味の生姜とミョウガも魚とあってとても◎です。お魚は毎朝豊洲から仕入れているとのことだったので新鮮な感じがしました。
出されたお通しのたらこも豊洲から毎朝仕入れている?のかは分かりませんが、しっかりしたお味でお酒がすすみました。
お会計
お支払いは現金、カード、電子マネーOKと守備範囲が広かったです。
今回は赤ホッピーセット605円、中(ホッピーで割る焼酎)275円、鰯刺身968円、お通し(炙りたらこ)418円の4点で2266円(税込み)でした。さすがにお刺身をオーダーしたので千ベロとはなりませんでした。
感想
味 ★★★
千ベロ度 ★☆☆
【こんな方におすすめ!?】美味しいお魚とお酒で飲みたい方
さすが魚屋さん直営とのことでお刺身がおいしかったです。ホッピー通りというと煮込みのイメージがありますが、新鮮なお魚で一杯やりたい方にはおすすめかと思います。日本酒の種類も豊富でした。店内も綺麗で女性の方も入りやすそうです。(実際に多くの女性客がいらっしゃいました。)
やはりホッピー通り価格なのかお値段は若干、高めな様な気がしました。お刺身ももう少し安いか量があると良かったなというのが正直な感想です。(でも味は美味しかったです。)お通しも出されるので、なるべく安く飲みたい!という方向けではないかもしれません。とは言え、ラーメンも1000円台が普通の今、お刺身もオーダーして2000円ちょいならまだ安い方なのかも?
席数結構ありますが、人気店のためか割と早い時間帯から込み合っていたので、できれば予約して行った方がよいかもしれませんね。この日は忙しかったのか料理が来るまで結構時間がかかったので、混雑時はご辛抱を。
【営業時間】
月~金、祝日 10:00~23:00
土 9:45~23:00
日 9:00~23:00
【支払】 現金、カード、電子マネー
【地図 ※食べログより】
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13010507/dtlmap/
3軒目: 居酒屋 浩司
グーグルレビュー評価:3.8
※食べログ、グーグル共に5点が満点
居酒屋浩司さんも先程のととやさんと同じくホッピー通りの中心にあります。煮込みが評判というこちらのお店はも食べログ、グーグル共に評価が高く、有名人もプライベートで訪れる?とか。自慢の煮込みを頂きにお邪魔してみました。
お店の様子
この日は天気が崩れ気味ということもあったのか、訪れた5時半頃の時点でお客さんは自分のみ(笑)。 評価の高いお店なので、これはある意味とてもラッキーでした!「今日は暇なんでどこでもいいですよ」とお兄さんに案内してもらったので、ここま迷わず外席でお願いしました。
ホッピー通りを眺めながら一杯やりたかったのですが、先に述べた通りこの日の予報では天気が荒れるということで、残念ながら外席はシートで囲まれており、あまり外の様子を眺めることができませんでした。(泣)
内席はカウンターとテーブル席で構成されており、壁に貼られた有名人のサイン色紙が人気の様子を伺わせます。
浅草生まれのお酒「電気ブラン」
今回は少し趣旨を変え、浅草生まれのお酒「電気ブラン」を頂くことにしました。電気ブランとは日本初のバーと言われる浅草の神谷バーで生まれ、現在も親しまれているリキュールです。名前は知っていたものの実は一度も飲んだことがありませんでした。。
夏なので今回は電気ブランをソーダで割った「雷ハイボール」でお願いしました。
早速、お通しと共にジョッキに入った雷ハイボールが運ばれてきました。味は少し甘めのハイボールといった感じで、ソーダの爽快感が心地よいです。聞くと雷ハイボールはホッピー通りではどこでも飲めるとのことなので、ホッピー通りの思い出に皆さんも是非いかがでしょうか?
名物の「牛すじ煮込み」を頂く
予算も限られているので今回は迷わず名物の「牛すじ煮込み」一択でオーダーしました。
出てきた牛すじ煮込みは小柄なものの、器いっぱいにカットされた豆腐のインパクトがあり、あまり小ささを感じさせてませんでした。早速一味とうがらしをかけてから頂きます。
味は濃いめでしっかりしており、1軒目でご紹介した正ちゃんより少ししょっぱめの味付けでした。甘い風味の雷ハイボールがまたいい感じでマッチします。
驚いたのは小さめの器に隠されたお肉!牛すじ煮込みは煮込まれた細かめのお肉のイメージだったのですが、ここの煮込みはゴロゴロと食べ応えのあるお肉が3~4個程入っており、全て平らげた時にはお腹もいっぱいになっていました。お肉も柔らかく煮込まれておりお腹も舌も満足なお味でした。
お会計
今回は雷ハイボールが650円、牛すじ煮込み800円、お通し(日替わり)400円の3点で1850円(税込み)。何とか千ベロには収めましたが正直ちょっと飲み足りない感じではありました。
感想
味 ★★★
千ベロ度 ★☆☆
【こんな方におすすめ!?】食べ応えのあるうまい煮込みで飲みたい方
今回お邪魔して強く印象に残ったのは、やはり名物の牛すじ煮込みでしょうか?あんなに食べ応えのある牛すじは食べたことがなく、人気の秘訣が少し分かった気がします。訪れてからしばらく経ちますが、ふいにあの牛すじをまた食べたくなることがあります。
お味は満足でしたが、やはりお値段は少し高め。。牛すじにこみは800円と一品料理にしては安くはない価格でした。今回はオーダーしませんでしたが、ホッピーセットは中を追加すると1000円にもなってしまうので、何杯も飲むには少し気が引けてしまうかも。お通しもついてくるので、安く軽くサクッとという感じではないようです。
案内してくれた店員の方も最近は物価高騰やインバウンド客(海外からの旅行客)の影響もあり値段は以前より上がっていると教えてくれました。ホッピー通りということもあるので、この辺の価格設定は致し方ないのかもしれませんね。
とは言え、お料理、雰囲気は良かったので、ご興味のある方は是非、訪れてみてはいかがでしょうか?
【営業時間】
火~金、祝日 15:00 ~23:00
土、日 10:00 ~23:00
【支払】 現金のみ
【地図 ※食べログより】
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13043655/dtlmap/
ホッピー通りに通ってみた感想
いかがでしたでしょうか?今回は浅草ホッピー通りで評価の高いお店に伺って私の感想をお伝えさせて頂きました。
こちらに来て10年以上が経った今更ですが、ホッピー通りに通ってみて思ったことは以下です。
- お値段は少し高め
- 予約不可、現金のみのお店もあるので要注意
初めて通ってみましたが、赤ちょうちんが連なるあの雰囲気の中で飲むのは楽しかったです。特に外席で飲むのはとても解放感があり、なかなか他にはない良さがありました。海外に行くとよくバーストリートなるものがありますが、ホッピー通りはまさに日本版のバーストリートだと思います。渋い雰囲気のお店やおいしいお店もあり飲み歩いてみればもっと楽しい発見がありそうな場所です。
ただ、やはり観光地にあるためかお値段は少し高めだと思いました。高いと言っても各品数百円の差ですが、色々とオーダーすると最終的には少し高く感じるかもしれません。
とは言え、ホッピー通りで飲むのは浅草の雰囲気を楽しむ一つの良い方法なので、多少の価格差はこの雰囲気を楽しむためと思えば許容範囲かと思います。お値段が気になる方は最初または締めの一杯にちょっと訪れてみてはいかがでしょうか?
それではみなさんなりにホッピー通りを楽しんでみて下さいね。
浅草でお会いできるのを楽しみにしています!