【京都 箱根 共通点】秀吉、ジョンレノン、チャップリン、QUEENやデヴィッドボウイが愛した土地やパワースポットを紹介
全国に13店舗あるチェーンホステル『ケイズハウス』。その京都店スタッフです!
箱根一人旅で、ふと疑問に思った『宮ノ下ひょうたん推し』の謎。調べてみると、京都と箱根に共通点があることに気づきました。
今回はミーハーな私が、『戦国セレブ』や『海外セレブ』など、歴史的セレブをキーに、京都と箱根で「実際行って良かった!」と思った場所を、独断と偏見でお伝えしたいと思います。
また、最後に『箱根フリーパス』と『箱根旅助け』を両方使ってみて気付いた、箱根旅の組立て方、
”箱根旅にフリーパスはいる?いらない?どっちがいい?両方使ってみたよ!”
も掲載しました。
お役に立てば幸いです。
戦国セレブゆかりの地
戦国時代の成り上がりセレブといえば、なんと言っても豊臣秀吉でしょう。
京都では、醍醐寺で盛大な花見を開いたとか、全面金箔張りの茶室を作ったとか、派手好み・宴好きな逸話が残っています。
箱根では、宮ノ下を夜にバスで通りかかった時、向かいの山に大きなひょうたん型のライトアップが見え「何故?」と思ったことがあります。
調べてみると、豊臣秀吉が1590年に小田原攻めをした際、宮ノ下近くの天然温泉で兵士共々疲れを癒したという逸話があることが分かりました。
秀吉といえば『瓢箪』を馬印にした事で有名。
そんなわけで、宮ノ下では夏に『ひょうたん祭り』を行い、その際にライトアップをしているようです。(私が訪れた時は冬でしたが…)
史跡好き・歴史好きには、実際に秀吉や家康が入った『太閤石風呂』がオススメなのですが、(こちら)温泉に入る事は出来ないので、温泉好きや銭湯好きには、公共温泉『太閤湯』がオススメです。
太閤はん(豊臣秀吉):太閤湯(箱根-宮ノ下)
宮ノ下駅から徒歩10分、地元民に愛される公共浴場。
『マツコの知らない世界』で、『箱根のドン』こと田中さんが仰っていましたが、箱根で泉質がいいのは、地元民が利用する昔ながらの小さな浴場だそうです。
こちらもその一つ、保湿効果が高く『美人の湯』とも呼ばれているそうな・・・。
尚、ドンいち推しの『弥坂湯』は、箱根湯本の『ケイズハウス箱根』のすぐ傍です!
箱根店ご利用の際には、ぜひ行ってみてくださいね。箱根店の温泉もゆっくりできて良いですよ。(宣伝です)
アクセス・営業時間
太閤湯公式HP
最寄:箱根登山鉄道『宮ノ下駅』から徒歩10分
営業時間:13:00〜20:30
定休日:水曜日、第2.4週の火曜日(火曜日水曜日連休)
料金:600円
太閤はん(豊臣秀吉):豊国神社(京都)
また、秀吉は、長年の戦で荒れた京都の地を再生してくれたということで、京都の人からとても愛されている戦国武将です。
前述の『醍醐寺』もそうですが、聚楽第など、所縁の地が沢山あります。
中でも私がお気に入りなのが、やはり瓢箪が特徴の、秀吉祀る『豊国神社』。
『ケイズハウス京都』から徒歩15分、お隣は家康が大阪冬の陣のきっかけにした鐘がある『方広寺』など、周囲も秀吉所縁の場所が多い神社です。
絵馬の形がとてもユニークで、瓢箪型と草履型があります。どちらも大きく出世した、太閤はんにあやかる出世絵馬・幸運絵馬です。
因みに草履は、冬に「信長の草履を懐に入れて温めた」という有名なエピソードから。気遣いが出来る男は出世しますね。
瓢箪型や草履型の絵馬が沢山吊るされている様は、まさに圧巻!
友人が「瓢箪絵馬にお願いして超人気ライブの最前列ゲット!」していたので、私も次のライブではお願いしようと思っています。
アクセス・拝観時間
京都観光オフィシャルサイト:豊国神社
最寄:市バス「博物館三十三間堂前」より徒歩5分、ケイズハウス京都から徒歩15分
拝観時間:境内自由、宝物館9:00〜16:30
定休日:無休
拝観料:境内無料、宝物館300円
海外セレブゆかりの地
タイトルを見て「京都も箱根も有名な観光地だから、有名人が沢山来ているだろう」と思われた方も多いかと思いますが、実際そのとおり、沢山来ています。
その中でも私の好きな方々、場所などをご紹介します。
ジョン・レノン/チャーリー・チャップリン:宮ノ下周辺(箱根)
東京から近い温泉リゾート地として開発された箱根。
明治には宮ノ下に外国人専用ホテルの富士屋ホテルが創業し、王族を含め沢山のセレブが宿泊しています。
和洋取り入れた富士屋ホテルそのものも素敵だし、みなさんが歩かれた周辺の散策も楽しいですよ。
1932年滞在の喜劇王チャーリー・チャップリンが散策した道は『チャップリンの散歩道』として、今なお残ります。
また、富士屋ホテルすぐ傍の嶋写真店も明治創業で、著名人の写真を飾っています。
中でもジョン・レノン/オノ・ヨーコご家族の写真が、ビートルズファンとしては嬉しかったです。
アクセス
最寄:箱根登山鉄道「宮ノ下駅」
QUEEN:平安神宮、花山天文台(京都)
映画『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットで、再び世界的な人気の盛り上がりを見せる英国ロックバンド『QUEEN』は、日本贔屓で有名です。
中でも亡きボーカル、フレディ・マーキュリーはお忍びで京都に来て、骨董品や着物を買っていたとの事。
特に有名なのが、初来日の際の平安神宮での写真。
ぜひ一度『QUEEN 平安神宮』で、インターネット検索してください。平安神宮内の日本庭園で楽しそうに写真を撮る、メンバーの姿が見られると思います。
平安神宮は有料ですが、本当に素敵なお庭なので散策にいかがでしょうか。
また、ギタリストのブライアン・メイは、天文学者でもあり、花山天文台にサインを残しています。
日本最古の望遠鏡や、世界的に貴重な望遠鏡が、現役で活躍する素晴らしい天文台で、一般公開ツアーに参加すると楽しいですよ。
なお、私が『ボヘミアン・ラプソディ』を観て一番印象に残ったのは、フレディの家に金閣寺のお札が貼られていた事です。
アクセス・拝観時間
平安神宮
最寄:市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」より徒歩5分
地下鉄東西線「東山駅」より徒歩10分
京阪線「三条駅」「神宮丸太町駅」より徒歩15分
拝観時間:6:00~18:00、日本庭園神苑8:30~16:30(季節により変わります、詳しくは公式HPへ)
定休日:無休
拝観料:境内無料、神苑600円
花山天文台
最寄:京阪バス「花山天文台・阿含」より徒歩10分
公開日・イベント日:基本土日公開、予約制
太陽スペクトル観望コース、京都大学4次元デジタル宇宙シアター(4D2U)上映コース、星空観望会等
詳しくは公式HPをチェック・ご予約の上ご利用ください
料金:コースにより変わります、1500円~3300円程度、詳しくは公式HPで
デヴィッド・ボウイ:古川町商店街(京都)
QUEENと同時期に活躍していた、やはり英国出身の世界的ロックスターであるデヴィット・ボウイも、一時期「京都に住んでいるのではないか!?」という噂があった程、京都を良く訪れていたそうです。
河原町駅で撮ったものとされる、梅田行の阪急電車の前で撮った写真も有名ですが、古川町商店街のお店で八幡巻を買う写真もとても有名です。
彼は八幡巻きを気に入り、よく買っていたとの事。
残念ながらそのお店は閉店してしまいましたが、古川町商店街はゆっくり散策できる、昔ながらの昭和の京都らしい商店街です。平安神宮からも徒歩15分程度で行けるので、岡崎エリアに来た際、寄ってみてはいかがでしょうか。
尚、八幡巻はゴボウに鰻を巻きつけた料理で、ケイズハウス京都近くの魚屋さんで購入する事もできますよ。
アクセス
古川町商店街
最寄:地下鉄東西線「東山駅」より徒歩すぐ、京阪線「三条駅」より徒歩5分
箱根・オリエント急行「ル・トラン」(箱根-仙谷原/ラリック美術館)
箱根は仙谷原エリアにあるラリック美術館は、フランスのガラス工芸の巨匠『ラリック』の美術館なのですが、ラリックがガラス装飾を手掛けたオリエント急行の食堂車が、美術館敷地内に移設されています。
オリエント急行と言えば、私は真っ先にイギリスの探偵小説、エルキュール・ポアロの『オリエント急行殺人事件』を思い出します。
映像化作品内でも紳士淑女の皆様が乗車されていましたが、美ししい装飾の素晴らしい車両、多くのセレブが乗車したであろう実際の食堂車内で、お茶を楽しむこともできます。
本車両は、1929年から『リヨン~ニース間』を、1976年-2001年の間は『パリ~イスタンブール』間を走っていたそうで、一度、企画でシベリア鉄道を走り、日本を縦断してフランスに帰国した事もあったそうです。
美術館付属ですが、特別展示のオリエント急行『ル・トラン』のみの利用も可能です。※現地での、当日完全予約入替制。
アクセス・営業時間
箱根ラリック美術館
最寄:箱根登山バス「仙石案内所前」すぐ
営業時間:当日現地での完全予約制、各回40分、初回10:00/最終回16:00(1日7回)
休館日:毎月第3木曜日(8月は無休)
料金:2,200円(お茶・お菓子付)
箱根旅にフリーパスはいる?二つとも試してみたよ!
箱根は泉質の違う温泉、史跡、美術館が多数点在しているので、温泉巡りや美術館巡り、パワースポット巡り等、『巡る』なら確実に足が必要になります。
両方試してみた結果、目的別で
① 箱根フリーパスがいい
② 箱根旅助けがいい
③ いらない
の3パターンを紹介したいと思います。
フリーパスが ”いらない” ケース。
明確な目的地があり、「そこからあまり動かない」場合は、フリーパスは必要ないかもしれません。
例えば
- 彫刻の森美術館を一日かけてしっかり楽しみたい。
- 仙谷原の美術館達(星の王子さまミュージアム/ガラスの森美術館/ラリック美術館)巡りがしたい。
- 宮ノ下エリアの散策がしたい。富士屋ホテルの見学や太閤石風呂を見て、チェンバレンの散歩道を歩きたい。
等、一箇所からあまり動かないなら、目的地までの往復交通費(バス代/電車代)だけでいいので、フリーパスは特に必要ないでしょう。
美術館や散策に時間をかけ、一箇所を丁寧に楽しむのも素敵な旅といえますよね。
小田急『箱根フリーパス』がオススメのケース。
箱根初心者で、
- 一般的な箱根観光がしたい。
- 大涌谷名物の『黒玉子』を食べて寿命を延ばしたい。
- 芦ノ湖の海賊船に乗ってみたい。
という場合。
箱根の公共交通機関は小田急と西武の2社が担っており、バスはほぼ同じルートを通っています。
大きな違いは、
- 大涌谷と仙谷原に行くのは小田急
- 箱根園に行くのは西武
- 芦ノ湖の遊覧船が大航海時代の海賊船を模しているのが小田急
- スタイリッシュな現代版が西武
といったところでしょうか。
また、バスの本数も小田急の方が多いので、一般的な箱根観光、箱根巡りをしたい方には、小田急が販売している『箱根フリーパス』がおすすめです。
箱根名物の一つが、大涌谷の火山の雄大な風景と、黒いゆで卵の『黒たまご』。
大涌谷へのアクセスは、小田急の箱根ロープーウエイが便利です。※西武バスルートにも含まれていますが、本数が少なく行かない時期もあるため。
箱根ロープーウエイが含まれた箱根フリーパスは2日間/3日間があり、他にも利用区間が短い『箱根のりものパス Lite』など、種類がいくつかあるので公式サイトでチェックしてみて下さい。
購入は、ネット上でも買えますし、小田急主要駅や、箱根湯本駅でも購入可能です。
箱根フリーパス公式:箱根ナビ
箱根フリーパス以外のパスも検討したい場合は、箱根ナビWebページ内『乗り物チケット』から箱根フリーパスを含む全てのパスがチェックできます。
料金:2日間5,000円、3日間5,400円
西武・伊豆箱根バス『箱根旅助け』がオススメのケース
- 「駒ケ岳山頂で富士山や駿河湾、伊豆半島の雄大な景色を楽しみたい」
- 「パワースポット箱根三所権現(箱根神社/九頭龍神社/箱根元宮)巡りがしたい」
- 「日本一標高の高い水族館で可愛い温泉アザラシに癒されたい」
など、駒ケ岳に行かれるなら、2日間で3000円の『箱根旅助け』は、とてもお得だと思います。
[参考]
- 箱根元宮社が山頂にある駒ケ岳は、ロープーウエイ往復で1800円(2022年現在)
- 駒ケ岳の足元にある箱根園水族館の入園料が1500円
- 箱根湯本〜箱根園付近のバス代が片道約1000円程度
個人的には、『駒ケ岳山頂から伊豆半島が綺麗に見えたこと』、『ケイズハウス伊東温泉近くの山である、大室山が綺麗に見えたこと』が、感動的でした。
また、箱根園水族館のアザラシショーで会える『温泉アザラシ』が、物凄く可愛いかったです。
余談ですが、動物好きには大室山の足元にある伊豆シャボテン動物公園も、動物との距離が近くて良かったですよ!
特に、餌やりが出来るアニマルボートツアーズは最高でした。
『ケイズハウス伊東温泉』にお越しの際は是非!伊東温泉店は伊東最古の温泉が名物です。(宣伝です)
そんな訳で、一味違った箱根旅を楽しみたい方には『箱根旅助け』がオススメです。
購入はセブンチケット、つまりセブンイレブンで購入するのが一番簡単かと思いますが、小田原駅前や元箱根、箱根園の伊豆箱根バス案内所でも購入可能です。
箱根旅助け公式:伊豆箱根バス「お得な乗車券」
料金:2日間3,000円
最後に
以上となりますが、本稿が旅の参考になれば幸いです。
良い旅を!
伝統ある古都、京都。その歴史をもっと感じてみませんか?
京都でのご宿泊は、日本最大級のチェーンホステル『ケイズハウス』を、是非ご検討ください。
地元のことを知り尽くしたスタッフが、季節ごとの観光名所やお食事処をご紹介します。
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