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ケイズハウス京都

京都おすすめの祭りとイベント ~葵祭、祇園祭り、五山送り火など~

京都-土地文化に触れる
五山送り火

京都と言えば、一年を通しお祭りやイベントが多い素晴らしい街です。

本記事では、そんな京都のお奨めのお祭りやイベントを7つご紹介したいと思います。

1. 葵祭(5月15日)

春になり徐々に暖かくなってくる頃、京都三大祭りのひとつ『葵祭あおいまつり』が行われます。

葵祭は約1400年前に始まった上賀茂神社と下鴨神社で行なわれる例祭。

毎年5月15日10時半から約500人が平安時代の装束をまとって、京都御所から下鴨神社に向かいます。11時40分頃に下鴨神社に到着後、祭儀を行い再びスタート、上賀茂神社に15時30分頃到着します。

葵祭ルート:https://ja.kyoto.travel/event/major/aoi/letsgo.php

葵祭は行列の御所車(ごしょぐるま)、勅使(ちょくし)、供奉者ぐぶしゃの衣冠いかんなどに葵の葉を飾ります。
平安貴族の装束(しょうぞく)を見ることができます。
藤の花などを飾り、牛に引かせて乗る車は御所車と言います。
平安時代は勅使の乗る車でしたが、今は行列の装飾の一部となっています。

行列にはさまざまな道具が使われます。その中の一つには風流傘ふりゅうがさと呼ばれる、大傘の上に牡丹や杜若かきつばたなど季節の花を飾り付けたものがあります。

2. 祇園祭(7月1日-31日)

暑くなってくると、夏の風物詩、日本三大祭の一つ祇園祭が開催されます。7月1日から31日まで様々な行事が催されます。主なイベントには宵山、山鉾巡行と八坂神社の神輿渡御などがあります。

宵山

宵山は、祇園祭のメインとなる山鉾巡行(7月17日・24日)の前3日間で行われる小祭。7月15日と16日は夕方からは烏丸通・四条通が歩行者天国になり、食べ物やおもちゃの屋台が立ち並びます。沢山の人が浴衣を着て、山鉾を見に集まり、屋台からはさまざまな食べ物の美味しそうな匂いが漂ってきます。辺りからは人々の話し声や笑い声、祇園囃子などが聞こえてきて、賑やかな雰囲気が漂います。

宵山は駒形提灯が灯され、祇園囃子が奏でられます。

山鉾巡行

祇園祭のハイライトは山鉾巡行と言えるでしょう(前祭7月17日、後祭7月24日)。17日朝9時から23基の山鉾が四条通から新町御池まで巡行して、各鉾町に戻ります。

後祭では11基の山鉾が前祭とは逆のルートで巡行します。また、山鉾巡行とともに「花傘巡行」が行われます。

豪華絢爛な山鉾を見て、京都の伝統文化を楽しむことが出来ます。

各山鉾の紹介と巡行ルートはこちら。

神輿・山鉾のご紹介、巡行図|主な神事・行事|八坂神社
祇園祭で扱う山鉾、神輿のご紹介と巡行地図を掲載しています。京都の町を巡行する山鉾と神輿は圧巻で、山鉾はユネスコ世界無形文化遺産にも登録されています。

神幸祭と還幸祭

17日の夕方に神幸祭が行われます。八坂神社三基の神輿が神社から出発し、氏子区域内それぞれのコースを巡って、21時頃より四条御旅所に到着します。

24日夕方の還幸祭では3基の神輿が四条御旅所から氏子地区を回って、八坂神社に戻ります。

3. 御手洗祭(7月)

暑い日々が続く7月の後半、下鴨神社では御手洗祭が行われます。人々は御手洗池に足を浸け、献灯し神水を飲んで無病息災を祈ります。楼門前には納涼市のテントが並びます。抹茶とお菓子を買って、セミの鳴き声を聞きながら木陰に座るのはとても心地よいです。

4. 火渡り祭(7月28日)

火渡り祭は毎年7月28日狸谷山不動院で行われます。19時から約20名の狸谷山山伏が法螺をふきながら、本堂下の火渡り道場まで歩きます。

その後、山伏たちが護摩壇に積み上げた檀木を点火し、安全・無病息災を願います。

燃え盛る檀木がだんだん崩れると、火床が出来上がります。狸谷山山伏を始め、参拝者もできあがった火床で火渡りします。

5. 五山送り火(8月16日)

五山の送り火は五つの山に火が灯され、お盆の精霊を送る行事。20時より、五つの山に大文字、妙・法の文字、船形、左大文字、鳥居形が継ぎ点火されます。

火が明るいため、遠い場所からでも見ることができます。
嵐山では灯籠流し行事も行われます。
20時20分以降には、鳥居形の火と川に流れた燈籠を同時に見ることができます。

各山送り火のよく見えるところ:

京都五山送り火「どんな行事?」|【京都市公式】京都観光Navi
京都五山送り火は、京の夏の夜空を彩る風物詩のひとつ。夏の夜空をいろどる五山送り火は、8月16日 午後8時より点火。

6. 時代祭(10月22日)

時代祭は葵祭、祇園祭に並ぶ京都三大祭のひとつです。この祭りで明治維新時代、江戸時代、安土桃山時代、室町時代、吉野時代、鎌倉時代、藤原時代、延暦時代の衣裳や祭具を見ることが出来ます。

時代祭は様々な行事がありますが、ハイライトは12時頃京都御所から出発の行列。約2000人の行列が各時代の服を着て、京都御所から平安神宮に向かいます。この行列は動く歴史風俗絵巻のような、京都の歴史と伝統を表現します。

行列の概要:https://www.heianjingu.or.jp/festival/parade.html

行列ルート:https://www.heianjingu.or.jp/festival/jidai_line.html

幕末に活躍した坂本龍馬も登場します。

7. 鞍馬の火祭(10月22日)

鞍馬の火祭は時代祭と同じ日に鞍馬集落で行われる祭。

18時頃より、鞍馬各戸の松明に次々と点火されます。若者たちが松明を担いで「サイレイ、サイリョウ」(祭礼や、祭礼の意)を繰り返し集落内を練り歩いた後、注連縄切りの儀、神輿渡御と神楽奉納などが行われます。

公式ホームページ: http://www.yukijinjya.jp/about/index.html?id=about05

若者たちが松明を担いで「サイレイ、サイリョウ」を繰り返し練り歩きます。