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霊峰富士 山麓のパワースポットをご紹介

富士-旅行豆知識

霊峰富士 山麓のパワースポットをご紹介

古代より噴火を繰り返しながらその美しい姿を築き、人々の信仰を集めてきた霊峰富士。その広い裾野には数々の自然のエネルギー溢れるパワースポットが点在しています。その中から歴史ある神社や美しい自然の造形物、近年話題のスポットなど厳選してお届けします。

富士山信仰の中心地 北口本宮富士浅間神社

山梨県富士吉田市に鎮座する北口本宮富士浅間神社は富士北麓地域では最も大きい由緒ある神社で、富士山信仰の中心的役割を担ってきました。主祭神は富士山の神様である木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。燃え盛る火の中で無事に出産をしたという神話から安産や子育て、またご主人である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、お父様である大山祇命(おおやまつみのみこと)も一緒に祀られていることから縁結び、恋愛成就、家族円満のご利益があるそうです。富士登山の起点ともなる神社で、本殿横には登山門があります。ここから山頂までの道のりは10時間以上。信仰登山の歴史を肌身で感じる道のりです。


日本一の金運神社? 新屋山神社

北口本宮富士浅間神社から徒歩10分ほどのところにある日本三大金運神社として参拝者の絶えない神社です。主祭神は山の神様、大山祇命。古くから山を守る神様、産業の神様として信仰されてきました。拝殿には願いが叶うかどうかを神様にお伺いすることができる御神石があります。(2020年12月2022年2月現在新型コロナウィルス感染拡大防止のため撤去中。)また富士山二合目の山中に環状列石(ストーンサークル)のある同神社の奥宮があり、著名な経営コンサルタントであった船井幸雄氏が「お金に困りたくなければここを参拝するといい」と言われたそうで、山奥のロケーションにも関わらず実に多くの人が参拝に来ています。なお、冬は奥宮へ通じる滝沢林道が冬期通行止めになりますのでご注意ください。

 

河口浅間神社と母の白滝

富士山三大噴火の一つ、貞観の大噴火(864年)の翌年に荒ぶる富士の神様を鎮めるため建てられた神社です。境内には天然記念物の七本杉をはじめとした巨樹が立ち並び、清々しい空気に包まれています。神社横の道路、又は奥の山道を登っていくと富士山の眺めの良い遥拝所があります。鳥居の中に富士山が収められた構図の写真が取れる場所として近年海外からの観光客が多く訪れています。ここからさらに登っていくと母の白滝にたどり着きます。古くから修験者が禊を行った場所でエネルギーに満ちた心安らぐ所です。ここには木花咲耶姫命の姑神で織物の神様であられる万幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)が祀られています。冬には滝が凍ることもあります。

生まれ変われる? 船津胎内樹型

富士山の噴火により流れ出た溶岩で出来上がった溶岩洞穴の一種。重なり合う樹木に溶岩が覆いかぶさり、固まった後に内部の樹木が燃え尽きて出来上がったもので溶岩樹型と呼ばれています。富士山のエネルギー溢れるパワースポットですが、訪れる人はなぜか少ない穴場的スポットでもあります。内部では入口付近の肋骨状の壁など体の中を思わせるような自然の造形を見ることが出来ます。木花咲耶姫命が祀られている母の胎内への通路は大変狭くまるで産道を通っているかのよう。瓊瓊杵尊が祀られた父の胎内も参拝して外に出てきたときには、純粋無垢な赤ちゃんの様に身も心も生まれ変わっているかもしれません。なお、2020年12月現在当面の間休館中です。2022年2月現在変則的に営業しています。


樹海の中の水の神様 竜宮洞穴

こちらも富士山の溶岩流で自然に作られた溶岩洞穴です。864年の貞観の大噴火で形成された青木ヶ原樹海の中にあります。海の神様である大綿津見神のご息女、豊玉姫命が祀られており、干ばつの際には地元の人々が雨乞いをしたと言われる場所です。崩落の危険性があるため洞穴の内部へ入ることは出来ませんが、神聖な空気の流れる入り口付近だけでも十二分に訪れる価値があります。周辺の青木ヶ原樹海の散策もお勧めです。


おわりに

いかがでしたか?今回の記事では富士山の北麓、山梨県側にあるパワースポットをいくつかご紹介しましたが、南麓の静岡県側にも強力なパワースポットが点在しています。ぜひお気に入りのスポットを見つけに富士山麓地域へお出かけください。ケイズハウス富士ビューケイズハウスMt.富士にご宿泊のお客様には現地を知り尽くしたスタッフが選りすぐりの観光情報を直にお届けしています。また富士山周辺のおすすめスポットを効率よくガイドツアーでまわりたい!という方にはケイズトラベルのバスツアーもお勧めです。