【21世紀美術館だけじゃない】金沢のおすすめ美術館・博物館・記念館5選

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【21世紀美術館だけじゃない】金沢のおすすめ美術館・博物館・記念館5選

 

金沢の超有名美術館といえば21世紀美術館。金沢旅行には外せないスポットです。文化都市金沢には他にもぜひおすすめしたい場所があります!現地スタッフ選りすぐりの5館について、見どころや楽しみ方を紹介します。美術館、博物館が好きな人にもそうでない人にも、きっと行ってみたい場所が見つかりますよ。

金沢21世紀美術館

ユニークな円形の建築と現代アートを観に、世界中から観光客が訪れる人気の美術館です。2018年度の入館者数はなんと258万人、日本でも有数の人気美術館です。金沢に行ってみたいと思ったきっかけが21世紀美術館だという人も多いのではないでしょうか。

この独特な建物は日本の有名な建築家ユニットSANAAが設計して、2010年に建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞を受賞しました。そのため、美術館が好きな人や現代アートに関心がある人だけでなく、建築家や建築学科の学生、建築愛好家も世界中から訪れる場所となっています。

写真提供:金沢市

楽しみ方

体験して楽しめる屋外展示や無料ゾーンもあり、インスタ映えするスポットも盛りだくさん。充実したミュージアムショップも無料ゾーンにあるので、ぜひのぞいてみてください。「現代アートってよくわからないんだよね」「美術館ってそれほど興味ないんだけど」という人も、まずは訪れてみることをおすすめします。毎週金曜と土曜は夜20時まで開館していて、少しばかり混雑を避けられます。


写真提供:金沢市

中でももっとも人気のある展示は、上の写真の「スイミング・プール」ではないでしょうか。プールの底に服を着た人が歩き回っている様子が見えるのはおもしろいですよね。大人気の展示なのですが、コロナ対策としてプールの地下スペースに一度に入れる人数は現在最大6名となっています。連休には待ち時間が数時間になることもあったため、7月13日以降当日の順番待ちシステムが導入されました。また8月3日入館分からは事前の日時指定予約も開始になります。(1週間前から予約受付)

私のお気に入りは、「ブルー・プラネット・スカイ」別名「タレルの部屋」と呼ばれるスペースです。展示だと気づかずに通り過ぎてしまうかもしれませんが、ぽっかりと切り取られた空に流れていく雲を眺めているだけで不思議と心が静まります。晴れの日は青空、雨の日は雲に覆われた真っ白な空と雨音、夜には静かな夜空と、天気や時間帯によって大きく異なる空間。無料ゾーンにあるので、同じ日の違う時間帯にも、2日続けてでも行けるのがうれしいところです。

ある日の「タレルの部屋」

休館日:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始
公式サイト: 金沢21世紀美術館

鈴木大拙館

鈴木大拙という人の名前を聞いたことはありますか?鈴木大拙は金沢に生まれた仏教哲学者で、海外では禅や東洋の思想を西洋に広めた人物として知られています。建築と空間が特別で、街中にあることも忘れるような静かな時間が流れています。

海外旅行者の間でメジャーなガイドブック「Lonely Planet Japan」の金沢のページでは兼六園よりも上部に掲載され、もっとも訪れるべき場所の一つとして紹介されているほどです。

楽しみ方

博物館や記念館で、展示の膨大な読み物に圧倒されることはありませんか?鈴木大拙館は、よくある記念館や博物館とは違い、展示の読み物の量は限定的です。鈴木大拙とはどんな人物なのかを紹介する内容と、「禅」的な時間を体感するための空間が在るだけです。

壁にかかった書の言葉を読んで、じっくりと味わってみましょう。雨の日に水面に落ちる雨粒の音や、風に吹かれる木々の葉の音、鳥のさえずりに耳を澄ませてみてください。日常生活の中にはない時間を体験できる場所です。私は、訪れる度にしみじみと良い場所だなぁと感じます。

職員の方によると、おすすめの時間帯はやはり開館直後の人が少ない時間帯ということです。

下写真提供:金沢市


秋の紅葉のころには、色づいた木々が水面に映って紅くなり、1月下旬~2月上旬の寒い日には水面が薄い氷で覆われ、水墨画のような美しさとのこと。

鈴木大拙館の水盤の横を通って、裏手の遊歩道を歩き、滝沿いの階段を上ると、石川県立美術館の敷地の裏につながっており、国立工芸館もすぐです。この「緑の小径」はあまり知らてていないものの、とてもおすすめのルートですよ。

休館日:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始
公式サイト: 鈴木大拙館

国立工芸館

国立近代美術館工芸館が東京から金沢へ移転し、2020年10月に国立工芸館として開館しました。明治時代の建築物が移築され、内部は近代的な美術館へと改装されています。名誉館長には、日本の工芸について造詣が深い中田英寿氏が就任しました。
美しい工芸品の数々は見応えがあり、工芸好きにはたまりません。金沢のあらたな観光名所として大注目のスポットです。

楽しみ方

工芸とは何でしょう?美術品が飾ることや鑑賞することを目的に作られたものとすると、工芸品は使うことを目的に作られたものとも言えます。とはいっても、ここに収められている工芸品は同時に日本の第一級の美術品でもあります。
私もさっそくオープン後の特別展に行ってきましたが、日本の工芸品の美しさ「用の美」に思わずため息がもれました。

入館は日時指定のwebチケット制となっています。同じ時間帯に人が集中しすぎることがなく展示をじっくりと観ることができます。また最新のデジタルツールが導入されており、アプリをダウンロードして展示物の裏底の部分の写真を見たり、詳細な説明を後から読むこともできます。

Photo credit: Kanazawa city

すぐ隣りの敷地には、石川県立美術館があり、こちらでは伝統工芸がさかんな石川県の工芸品や美術品も観ることができます。

休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、展示替期間、年末年始
公式サイト: 国立工芸館

金沢建築館

世界的に著名な金沢出身の建築家 谷口吉郎・吉生氏を記念して、2019年7月に開館しました。犀川を望む高台に位置しており、大きな窓と水盤の向こうに春は桜、秋は紅葉など四季折々の眺めを楽しめます。

楽しみ方

建築好きにとっては興味深い企画展が行われているので、来館の前に内容をぜひチェックしてみてください。2021年1月5日~10月31日の間に行われている企画展「金沢のチカラ-重層する建築文化―」では、400年余りにわたって金沢の街が形成されていく過程を建築の観点から、模型や多くの写真で展示してありとても面白い内容です。この期間に金沢を訪れる人は、一番最初にこの展示を観てから、金沢の街を歩くとより一層楽しめるのではないかと思います。

2階は常設展示として、谷口吉郎氏が設計した迎賓館赤坂離宮 和風別館「游心亭」の広間と茶室を忠実に再現した空間となっています。展示物のため、残念ながらこの広間に足を踏み入れることはできませんが、外国の要人をもてなすために作られた和の空間というものを実際に目にすることができます。

上写真提供:金沢市

1階の表通りに面した場所は小さなカフェスペースとなっており、コーヒー専門店が運営するカフェとして2021年6月にリニューアルしました。カフェのみの利用やテイクアウトも可能なので、観光途中に立ち寄って絶品のコーヒーを楽しむこともできますよ。

休館日:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始
公式サイト: 谷口吉郎・吉生記念金沢建築館

石川県立歴史博物館

緑豊かなエリアの国立工芸館隣りにある博物館。展示が分かりやすく、大人から子どもまで石川県の歴史をおもしろく学べます。必見は江戸時代の参勤交代の模型、「加賀百万石」のイメージがリアルにつかめますよ。

金沢は城下町として発展し、戦火にも逢わなかったため、江戸時代の古地図が今でも使えると言われています。展示されている金沢中心部の模型を見ると、金沢城と兼六園(=城主の庭)を中心に、2本の川に挟まれた地域に武家屋敷や町が広がる様子が分かりやすくイメージできます。市内の観光スポットが、どんな位置関係にあるのか鳥になったつもりで眺めてみてください。

休館日:資料の展示替え・整理の期間、年末年始
公式サイト: 石川県立歴史博物館

<終わりに>

いかがでしたか?ここで紹介した美術館・博物館・記念館は金沢市内中心部にあり、どこもアクセスが簡単です。ケイズハウス金沢からは徒歩で10分~20分以内の場所にあります。混雑をさけて朝や夜の時間帯に訪れるにはぴったりです。ぜひ観光プランの中に、盛り込んでみてくださいね。