飛騨高山で歴史や自然を満喫!
岐阜県飛騨高山は「古い町並み」や「高山祭」「高山陣屋」など、歴史を感じられる情緒のある観光地です。一方で、「上高地」「新穂高」「下呂温泉」「奥飛騨温泉郷」といった大自然を感じられるスポットや温泉へのアクセスも良好で、観光の拠点としても注目されています。今回は現地のスタッフが厳選したおすすめ観光スポットを紹介します。
江戸時代にタイムスリップ「古い町並み」
江戸時代の城下町の中心として発達した「古い町並み」は飛騨高山観光の中心スポットです。風情ある歴史的な街並みにお土産屋や工芸品屋、飲食店等が軒を連ねています。特にお酒の好きな方には酒蔵巡りがオススメ。小さな町に何件も酒造があります。団子や飛騨牛握りの食べ歩きも人気です。JR高山駅や市内中心部からも近く、飛騨高山を訪れたら必ず行きたいマストスポットです。
アクセス
JR高山駅・濃飛バスセンターより徒歩15分。市内中心地よりスグ。
時間・料金
エリアには常時無料で入れますが、お土産屋は朝10時~夕方までの営業の店舗も多いので到着時間にはご注意ください。
地元のおばあちゃんが出店「宮川朝市・陣屋前朝市」
江戸時代から続く飛騨高山の朝市。市内を流れる宮川沿いの「宮川朝市」と高山陣屋前の「陣屋前朝市」の2か所で毎朝開催されています。地元の野菜や漬物、工芸品などが並びます。地域のおばあちゃん達との交流も大きな魅力の一つです。個人的にオススメは「飛騨りんご」「飛騨もも」。ほぼ地元で消費されてしまうので、全国には出回りませんが、飛騨高山では知らない人のいない美味しい果物。旬の時期にはぜひ朝市でゲットして味わってみてください。
アクセス
JR高山駅・濃飛バスセンターより徒歩15分。市内中心地よりスグ。
時間
6:00~12:00(11~3月は7:00から)、無休
帰りの電車の待ち時間で行ける!「飛騨国分寺」
本堂は室町時代の建造で、国の重要文化財に指定されています。三重塔と樹齢1200年の大銀杏が美しいお寺です。地元では国分寺の銀杏の葉が落ちると雪が降ると言い伝えられています。国分寺通側の入り口には飛騨のマスコット「さるぼぼ」がたくさん掛けられています。JR高山駅・濃飛バスセンターから5分ほどですので、空いた時間に気軽に訪れたい高山のランドマーク的スポットです。
アクセス
JR高山駅・濃飛バスセンターより徒歩5分
時間・料金
敷地内入場は無料、時間制限なし。(本堂は拝観料・時間あり。)
人生で一度は行っておきたい。「世界遺産白川郷」
言わずと知れた世界遺産白川郷は飛騨高山に来たらぜひ訪れたいスポットです。豪雪を凌ぐために作られた合掌造りの街並みは世界中の人々を魅了しています。有料で建物内を公開している家もあり、建築に興味のある方も存分に楽しめます。濃飛バスセンターから直通バスが頻繁に行き来しており、平均で2~3時間ほど滞在する方が多く、高山から半日で楽しめます。もっと楽しみ方は五箇山地区(相倉・菅沼地区)を巡るのもオススメ。人気のある荻町地区よりこじんまりとしていて観光地的でない静かな村落の雰囲気を味わえます。五箇山地区へは白川郷(荻町)からローカルバスに乗り換えます。
アクセス
濃飛バスセンターよりバスで約50分。自家用車 高山市内から約50分。
時間・料金
駐車場営業時間は、原則8時~17時まで。17時以降の来村はご遠慮ください。
駐車場代・建物入場料有料。
高山駅から約20分の合掌造りの村「飛騨の里」
白川郷よりも気軽に訪れることができる合掌造りの村「飛騨の里」。白川郷のような現存する村ではありませんが、各地から移築された建物は紛れもなく本物。村内には大きな池もあり、のどかな村の雰囲気を味わえます。季節によって田植えなどさまざまなイベントも行われ、高山市街中心地からバスでわずか20分ほどで合掌造りの村を堪能できます。
アクセス
濃飛バス「飛騨の里」停下車。濃飛バスセンターより約20分。
営業時間・料金
8:30~17:00(ライトアップ時延長有)、無休。大人700円 小中学生200円
北アルプス・奥飛騨温泉郷の玄関口「平湯温泉」
奥飛騨温泉郷エリアは平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地から構成され、合計の湧出量は日本第3位。源泉かけ流しの秘湯が点在します。北アルプスの麓の温泉で大自然と温泉を楽しめます。特に平湯温泉は北アルプスへの交通の拠点としても知られ、上高地でハイキングを楽しんだあとに疲れを癒すことができます。バスターミナルから歩いてスグの「ひらゆの森」は沢山の内湯と露天風呂がありオススメです。秘湯の雰囲気を味わいたい方は平湯民俗館「平湯の湯」もオススメ。温泉についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
アクセス
高山市中心地より車・バスで約1時間
営業時間・料金
<平湯の湯>寸志、営業時間 夏期6:00~21:00/冬期8:00~19:00
<ひらゆの森>(日帰り入浴料)大人500円、子供(3~12歳):400円
マイナスイオンで心身リフレッシュ「平湯大滝」
平湯温泉からほど近い、大自然を感じられる滝です。落差64メートルを誇る日本滝百選にも選ばれた名滝です。冬には凍り付いた滝をライトアップするイベントも。近くにはキャンプ場もあり、アウトドアを満喫できるエリアです。平湯温泉とセットで訪れるのもおススメです。平湯バスターミナルからだと徒歩25分程度かかりますが、山間部なので丁度良いハイキングで楽しいですよ。また2020年からは滝の目の前に駐車スペース(20台)ができたので、お車の方は北アルプス・奥飛騨温泉郷のドライブの途中でリフレッシュがてら立ち寄ってはどうでしょうか?
アクセス
高山市中心地より車(駐車場20台あり)・バスで約1時間 平湯バスターミナルから徒歩25分
神聖な大自然の美しさ「上高地」
日本屈指の景勝地「上高地」は「神降地」の異名を持つほどの神聖な美しさを感じられる場所です。清流梓川沿いをハイキングすれば心身ともに浄化されること間違いなし。「河童橋」周辺は観光客で賑わいますが、「明神池」の方まであるけば比較的しずかになり大自然を感じられます。また北アルプス登山の玄関口としてもしられ、名峰穂高連峰や槍ヶ岳を目指す登山者たちを目にします。観光で訪れる方の歩く人気のコースは綺麗に整備されており、スニーカー等でも安心して歩けます。売店やレストランもありますが、基本的にはアルプス価格なのでお弁当を持っていくのもオススメです!なお、上高地は環境保全のため自家用車では入れません。平湯バスターミナルからバスをご利用ください。帰りはぜひ平湯で温泉に浸かってくださいね。
(※冬季閉鎖中は基本的には入れません。)
アクセス
高山中心地よりバスで約1時間半(平湯温泉にて乗り換え)
北アルプスの雄大な山々を一望「新穂高ロープウェー」
北アルプス随一の眺めを楽しめるロープウェー。2本のロープウェイを乗り継いで行きます。山頂の展望台からは360度北アルプスの雄大な山々を見渡すことができます。北アルプスの眺めは本当に誰しもが感動する一生に一度は経験してほしい絶景です。最高の眺めを楽しんだ後は新穂高温泉で疲れを癒しましょう。天気が悪いと眺めが楽しめませんのでご出発前に公式ページでご確認ください。
アクセス
高山市街から車・バスで約1時間45分
営業時間・料金
- [上]8:30~16:00[下]8:45~16:45(季節変動有)
- 無休 ※天候不良・定期点検の場合、運休有
- 料金(往復)
- 第1・2ロープウェイ連絡乗車券 / 大人(13歳以上)2,900円 小人(6歳以上12歳以下)1,450円
標高3000メートルの世界へバスで行ける!「乗鞍岳」
北アルプスの名峰「乗鞍岳」。文筆家で登山家だった深田久弥が、実際に上ってえらんだ「日本百名山」にも選ばれている名山です。標高3000メートルを超える山には通常過酷な登山がつきものです。しかし、この乗鞍には「乗鞍スカイライン」が整備され、標高2702メートルまでバスでアクセス可能。のこり約1時間ほどを自力で頂上まで登れば頂上は標高3000メートル越え。ここまで気軽にアルプスの名峰の頂上に到達できるのは日本でもここだけではないでしょうか。1時間とは言え、北アルプスの山ですので登山靴をおすすめします。
(※冬季閉山中は入れません。)
アクセス
高山市街から車・バスで約1時間30分
日本三名泉の美肌の湯「下呂温泉」
有馬、草津とともに日本三名泉に数えられる名湯中の名湯。美肌の湯と称えられる湯の泉質は日本随一。橋の下に「噴水池」と呼ばれるランドマーク的公衆温泉が川岸にあります。(※こちらは最近、足湯専用になりました。)日帰り入浴できる施設も多数あり、湯めぐり手形を利用して温泉巡りも良いですよ。下呂温泉合掌村や温泉寺、温泉街の散策等の観光も楽しめます。温泉についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
アクセス
JRにて高山駅より約1時間 (ワイドビュー飛騨・普通電車)
飛騨高山から電車で15分の風情ある街並み「飛騨古川」
高山駅から電車で約15分の飛騨古川にも、白壁土蔵街とよばれる昔の街並みが残されています。とても風情があり高山よりも小さな町なので、のんびり静かに散策したい方にお勧めの街です。4月に開催される古川祭は全国的にも有名な「やんちゃ祭」。一見の価値ありです。
アクセス
JR・バス・マイカーにて高山より約15分
今回は高山のオススメスポットを紹介しました。ぜひこの記事を参考に飛騨にきて良い休日をお過ごしください!