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【よく分かる】富士山周辺のイベントで春夏秋冬を楽しみ尽くす!

富士-周辺のイベント情報

【よく分かる】富士山周辺のイベントで春夏秋冬を楽しみ尽くす!

※この記事では山梨県のイベントを紹介しています。
※感染症拡大防止のため、イベントの催行に影響が出る可能性があります。必ず事前に最新情報をご確認ください。

※この記事の情報は2022年7月時点のものです。

富士山周辺では四季折々の風景と共に様々なイベントが催され、多くの人々を魅了しています。中には、江戸時代から連綿と続くイベントもあり、この地域が育んできた歴史も同時に感じる事が出来ます。今回はそれらのイベントの中から厳選したものを季節毎に紹介しましょう。また、現地に住む筆者が皆さんへ、事前に知っておくと役立ちそうなプチ情報も併せてお届け出来ればと思います!

春のイベント

今回、主にご紹介する富士山の北麓周辺は標高800~1000mに位置しているので、東京や大阪などより冷涼な気候です。3月、梅が咲く頃にようやく春の訪れを感じ始め、4月になって東京や大阪で桜の季節を迎えてから、やや遅れるようにして富士北麓でも桜などの春の花の見頃がやって来ます。

さくらまつり

ここでは桜にまつわるイベントを2つ紹介します。ひとつは『富士・河口湖さくら祭り』、もうひとつは『新倉山浅間公園桜まつり』です。どちらも日本のシンボルとも言える「桜」、「富士山」が同時に鑑賞できる絶好のイベントです!

富士・河口湖さくら祭り

口湖北岸の遊歩道沿い約1kmに植えられたソメイヨシノ約200本と富士山を楽しむことができます。河口湖円形ホール周辺のメイン会場では、クラフト市の出店もあります。

日没から21時までの間は、湖畔の桜がライトアップで照らし出されるので昼夜共に楽しめます。

【期間】4月上旬~中旬、 10日間ほど(開花の状況により変動あり)

【入場料】無料

【駐車場】近くに無料駐車場あり

新倉山浅間公園桜まつり

五重塔「忠霊塔」のある場所として有名な新倉山浅間公園。日本のシンボルとして多くの人々に認知されている、桜・五重塔・富士山が同時に観賞出来るスポットとして、日本人のみならず外国人の間でも話題になる事の多いこの場所で桜の時期に催行されているイベントです。
時間によっては展望デッキの入場事前予約制を行ったり、それ以外の時間も先着順の入場や、場合によっては入場制限を行う事もありますので事前の情報収集をして頂く事をおすすめします。

【期間】4月上旬~中旬、 2週間ほど(開花の状況により変動あり)

【入場料】無料

【駐車場】近くに有料駐車場あり

富士吉田市観光ガイド|新倉山浅間公園 桜まつり

会場は住宅街のそばにあり、周辺の道路は大変狭いです。特に会場隣接の新倉山浅間神社駐車場は大変混み合う事が予想されますので、お車でお越しの際はご注意ください。
敷地正面から鳥居をくぐり、忠霊塔のある高台まで398段の階段を登ります。絶景を見るための少々の試練ですが、無理をせず自分のペースで乗り越えましょう!!

富士芝桜まつり

2008年から富士本栖湖リゾートで開催されている、首都圏最大級の芝桜まつりです。何種類もの芝桜が植えられているので鮮やかな色彩を見て楽しむ事が可能です。見頃の時期は天候などにより変動しますが、公式ホームページで開花状況を確認する事が出来ます。

なお、芝桜は桜のように白やピンクの花をたくさん咲かせますがツツジ目に分類されていて、桜とは別種です。ちなみに桜はバラ目です。

【期間】4月中旬~5月後半(開花の状況により変動あり)

【駐車場】会場内に有料駐車場あり

会場へ向かうには国道139号線を通りますが、会場周辺は片側1車線のため、週末や連休を中心に渋滞が起きやすくなっています。時間には十分余裕を持ってお越しください。

甲斐の勝山やぶさめ祭り

【2022年は中止となりました。】

河口湖畔の富士御室浅間神社とシッコゴ公園で4月29日に行われる、900年以上の歴史のある「武田流やぶさめ」が行われるお祭りです。

出陣式や神事などが執り行われた後、いよいよ騎射が始まります。観客の目の前を疾走していく馬上の射手から次々と矢が的めがけて放たれる様は勇猛かつ華麗です。

【期間】4月29日

【入場料】無料

【駐車場】あり(台数に限りがあるため、公共交通機関の利用をおすすめします。河口湖駅より西湖周遊バスで「富士御室浅間神社」バス停下車すぐ。)

夏のイベント

春の訪れが一段落すると、河口湖にも梅雨がやってきます。雨が降るとお出掛け気分になかなかならないかも知れませんが、草花にとっては恵みの雨でもあります。梅雨の合間や、傘を差しながら色鮮やかなラベンダーや紫陽花を見に出かけるのもいいですよ。

そして7月はいよいよ富士登山シーズンが幕開け、8月にかけて富士山麓は様々なイベントで盛り上がりを迎えていきます。

河口湖ハーブフェスティバル

会場の大石公園は河口湖の北岸に位置しています。河口湖とその奥にそびえ立つ富士山をバックに、ラベンダーが咲き誇る様は夏の訪れを感じるのに十分な光景です。隣接する河口湖自然生活館にあるショップやカフェでお土産の購入やドリンク・スイーツなどのオーダーが出来るほか、イベント開催中は会場内に出店ブースも開設されます。

【期間】6月中旬~7月中旬

【入場料】無料

【駐車場】無料

富士登山

富士山登山道のうち、唯一山梨県側にある吉田口登山道は7月1日から9月10日まで開かれています。登山シーズン前日の6月30日には富士吉田市の金鳥居市民公園から、吉田口登山道の起点となる北口本宮富士浅間神社にかけて富士山開山前夜祭が執り行われます。

毎年多くの登山者が押し寄せる富士登山ですが、事前準備や情報収集はとても大事です。必ず公式ホームページなどで富士登山の可否も含め、確認をしてください。また、以前私達も富士登山について知っておくべき情報をわかりやすくお伝えするページを作成しましたので、併せてご覧頂ければと思います。

 

富士五湖花火大会

写真 : 富士五湖ぐるっとつながるガイド(富士五湖観光連盟)より

梅雨も終わり、8月に入るといよいよ夏本番!大都市の高温多湿の空気から抜け出し富士山麓に来ると、それまでが嘘のようなカラッとした心地良い風と、涼やかな夕暮れがあなたを待っています。

そんな8月の最初の5日間は、富士五湖地域にとって夏の最初の盛り上がりのピークと言っていいかも知れません。1日から5日まで毎日場所を変え、違う湖で花火大会が行われるからです。

8月1日 報湖祭 (山中湖)

8月2日 竜宮祭 (西湖)

8月3日 神湖祭 (本栖湖)

8月4日 涼湖祭 (精進湖)

8月5日 湖上祭 (河口湖)

このなかで一番の盛り上がりを見せるのは、やはり最終日の湖上祭でしょう。河口浅間神社の祭事「身曽岐祭」を起源とし、1917年(大正6年)に湖上祭としての歴史を歩み出して以来、100年以上受け継がれています。

【入場料】無料

【駐車場】無料(指定駐車場)

打ち上げ会場周辺の道路・駐車場は大変混み合います。また、一部エリア・時間帯に交通規制が行われますので、事前に交通・駐車場情報をご確認ください。
河口湖駅から花火会場の河口湖畔・船津浜まで徒歩10分程度です。

吉田の火祭り

日本三奇祭の一つとしても数えられる「吉田の火祭り」は、富士山の山じまいのための祭礼で毎年8月26日・27日に行われています。初日、北口本宮冨士浅間神社と諏訪神社での神事を終えた神輿が富士吉田の町中に練り出し、夕暮れになると表通りに立てられた高さ3メートルの大松明70余本に次々と火が灯され、街中はまるで火の海になったかのような壮観な雰囲気に包まれます。

二日目は「すすき祭り」とも呼ばれ、前日の炎の華やかさとは一転した夜の帷の中、神社内になだれ込んできた神輿を先頭に人々が「高天原」と呼ばれる神域の周りを回る様は、2日間の祭りのピークとも言える光景です。この祭りの終了をもって、富士北麓地域は短い夏を終え、秋を迎えるのです。

【入場料】無料

【駐車場】無料(臨時駐車場…火祭り、指定駐車場…すすき祭り)

吉田の火祭り|公式サイト

祭り期間中の一部エリア・時間帯で交通規制が行われます。また、駐車場が混雑する可能性があります。事前の情報収集をおすすめすると共に、公共交通機関の利用も検討してください。

秋のイベント

短い夏が終わると、急速に秋の気配が漂ってきます。富士山五合目周辺では早くも10月にはカラマツの紅葉が見頃を迎えますが、日を追う毎に紅葉狩りが見頃の標高が下がり、10月の後半から11月にかけて富士五湖周辺でも紅葉の彩りが最高潮を迎えます。

山中明神安産祭り

写真 : 富士の国やまなし観光ネット より

毎年9月4日~6日の3日間にかけて山中諏訪神社で行われるこのお祭りは、子授け・安産の御利益があると古来より言われ、妊産婦や新婚女性が多く集まります。5日の夜、境内に還った神輿が御神木の周りを3回廻る頃になると祭りはハイライトを迎えます。

【入場料】無料

【駐車場】無料(山中湖畔無料駐車場)

紅葉まつり

10月も後半になると富士五湖周辺でも紅葉が見頃に近づいてきます。まず富士五湖の中で一番標高の高い山中湖、そして河口湖と見頃が移っていきます。今回は夕焼けの渚・紅葉まつり(山中湖畔)富士河口湖紅葉まつり(河口湖畔)の2つのイベントをご紹介します。

バスで紅葉まつり会場まで向かってライトアップされた紅葉を見る予定の場合、帰りのバス時刻表を事前によく確認しましょう。
日中気温も低めですが、特にライトアップを見に行く時は夕暮れ後になり冷え込みますので、特に暖かい格好で行くといいでしょう。
夕焼けの渚・紅葉まつり

山中湖畔にある、日本の渚百選に選ばれている「夕焼けの渚」を含む旭日丘の湖畔緑地公園で行われているイベント。園内の遊歩道を歩けば四方を覆うように色づいた美しい紅葉に、束の間の時を忘れる事でしょう。期間中16:30~21:00まではライトアップされた紅葉を愛でることも出来ます。

【期間】10月下旬~ 2週間ほど

【入場料】無料

【駐車場】あり(無料)

富士河口湖紅葉まつり

河口湖北岸のもみじ回廊を中心としたエリアで11月に行われています。周辺ではイベントに合わせて多くの出店があり、賑やかな雰囲気に包まれます。湖畔道路に植えられた街路樹の紅葉も美しいですが、何といっても一番の見どころはもみじ回廊の鮮やかな紅葉です。日中は日光が紅葉の彩りをより引き立たせ、夜はライトアップによる紅葉の明暗のコントラストに思わず息をのみます。

【期間】11月初旬~ 3週間ほど

【入場料】無料

【駐車場】もみじ回廊 第一駐車場(無料)

街路樹の紅葉が見られる湖畔の道路はイベント期間中、特に週末や連休中は大変混み合います。車で駐車場に向かう場合は湖畔道路を避けるようにナビ設定するといいですよ♪

冬のイベント

赤や黄色に色づいた葉っぱが落葉すると、いよいよ冬の到来です。はっきり言って寒いです。しかし、それでも冬に富士山エリアに訪れるべき理由、オススメ出来る理由もちゃんとあります。

① 晴天率がとても高い=富士山を見られる確率UP
② 訪れる人が少ない=蜜を避けやすい。(年末年始など除く)
秋までは富士山が冠雪していない事もよくあるので、冬の方が上半分雪で覆われた富士山を見られる確率が上がります。

しかし注意するべき点もいくつかあるので併記しますね。

① 路面凍結に注意。車移動の場合、スタッドレスタイヤの装着を強く推奨。
② 東京など太平洋側平野部より6~7℃は気温が低い。防寒対策は忘れずに。
③ 富士山五合目への道(富士スバルライン)が通行止めになっている可能性あり(路面凍結・降雪・雪崩の危険 etc.)。
④ 富士登山不可(冗談ではなく、真面目に冬に登山出来ると思っている人が少なからずいます)。
備えあれば憂いなしですね♪
それでは筆者が厳選したイベントを紹介していきましょう!

西湖樹氷まつり

【2022年は中止になりました。】

富士五湖の寒冷な気候を利用して、テーマに沿ったオブジェの骨組みを元に時間を掛けて散水しながら、人工的に結氷させ作品群を仕上げていきます。作品によっては最大で高さ10mにもなるので迫力満点!背後の富士山とのマッチングも見どころの一つです。また夜にはライトアップもされます。

会場の西湖野鳥の森公園は多くの野鳥が生息する森の中にあるので、時には野鳥の声や姿も楽しむ事が出来ます。

【期間】1月下旬~ 3週間ほど

【入場料】無料

【駐車場】無料

河口湖冬花火

写真 : 富士河口湖観光チャンネル より

花火=夏のイメージを持っている人は沢山いるでしょうが、河口湖では冬にも花火を打ち上げています。冬は晴天率が高く、空気が澄んでいるので、実は花火の打ち上げに適しているのかも知れませんね。各日20分間とそれほど長くはないので、温かい服装と温かい飲み物でも用意して気軽に鑑賞出来るのもいいですよ!

【期間】1月中旬~ 土・日曜、最終日2月23日(富士山の日)

 ※2022年は3月11日~3月27日までの間の金・土・日曜開催でした。

【入場料】無料

【駐車場】無料(河口湖畔無料駐車場)

井出醸造店 甲斐の開運 蔵開き

江戸中期(1700年頃) に創業、江戸末期(1850年頃) に酒造を始め、現在まで富士五湖唯一の酒蔵として親しまれている井出醸造店が行っている年1回のイベントです。

【期間】2月の第2土・日曜日

※2022年は5月14・15日に開催予定です(事前予約制)。井出醸造店HPで開催要項をご確認ください。

【駐車場】利用不可(酒蔵見学時は利用可)

井出醸造店では酒蔵見学も催行しています。詳しくご紹介した記事がありますので、ご覧ください。

 

おわりに

富士山周辺には四季折々の楽しみがふんだんにあります。まだ訪れたことが無ければ、自分の好きな季節にまずは一度来てみてください。もう来たことがあるという方は、今度は前回と違う季節に是非来てください。前回とは違う思い出を作る事が出来るでしょう。今回ご紹介したイベントの中にはとても人気のあるものもありますので、あえてそういったイベントがやっていない時期を選んで訪れてみるのもいいかも知れませんね。

いずれにしても、この記事がみなさんの次の旅の計画を立てる一助となれば嬉しいです。

私達の宿泊施設であるケイズハウスMt.富士ケイズハウス富士ビューのスタッフは、宿泊されている多くのゲストの方からの質問に日々お答えしていますが、一方で多くのゲストの方の経験談を伺う機会も多く、新たな刺激を受けています。この記事を読んでくださっている皆さんも、いつかお越しいただき直接お話しできる事を楽しみにしています!!